今、日本は出願制御の方向に進んでいる。しかし、アメリカは極端に出願費を安くしたりして、特許出願奨励政策を打ち出し、発明エネルギーの増大を図っている。日本とアメリカの特許出願政策の考えが、国力差になっていくように思われてしかたがない。
そこで会員は友人等に発明、アイデアの楽しさや意義を教えて、発明人口の増大に努力してもらいたい。一人で10人も同士をつくれば、すぐに10万人になる。つまり層の厚い発明人口の育成である。これが国力を増すことになる。
いままでのように、自分だけが特許のとり方や発明の生み出し方を教わればいいというのではなく、周囲の人々にいままで得た知識、技術を広めてもらいたいものである。それが不景気の中の発明学会会員としての新しい活動舞台である。