●落第発明を及第発明にしよう - 6つのステップ
ものごとを改良する場合、あらゆるものに適合する定石のようなものがある。それは、次のステップであり、どの一つを除いても「落第発明」の烙印を押されてしまうことになるので、注意しよう。
[第一ステップ]:着眼 (問題点をみつける)
自分の生活の中や仕事の中で、「これはおかしい、なんとかならないか?ムダはないか?ムリな点はないか?バラツキ(ムラ)はないか?」と観察眼を鋭くして、問題点をフィーリングではなく、事実としてつかむ。
[第二ステップ]:調査 (原因を探る)
どうしてこうなるのか?事実をありのまま、できたら数字でとらえる。ナゼ?ナゼ?ナゼ?と原因を深く多方面から探る。
[第三ステップ]:着想 (アイデアを出す)
こうしたらどうか?ああすればどうか?と多方面から解決アイデアをたくさん出す。
[第四ステップ]:整理 (具体案を作る)
たくさん出たアイデアを整理して、これでうまくいくかな?と実現可能なアイデアを創り出す。それを実験によって確かめる。もれた案はないかと、さらにアイデアの整理統合をする。
[第五ステップ]:実施 (カイゼンを実施する)
ためしてみる。実際にやってみる。そこでうまくいかない場合は、さらに前のステップをくりかえしてアイデアを出し、試行錯誤を重ねながら、実施をくりかえす。
[第六ステップ]:フォロー (効果を確認する)
期待通りの効果が出たかどうかを、たしかめみる。そして、よい効果が出るまで実験をくりかえし、その効果が安定するまでフォローしよう。
以上の6つを順序を踏んで実施すれば、落第発明は、たちまち救済されて及第発明になるのである。
[アイデアを買う会社]:会社住所および求めるアイデアは、発明ライフ紙を参照してください。