発明は、現在も盛んになされている。しかし、誰が時代をリードする発明家なのか、原理発明をしているかというとハッキリしない面がある。米国でも、発明は個人か企業かで論争が続き、その結論ははっきりしない。というのも、米国では、個人発明家、素人発明家の発明が幅をきかせているからである。
下記は、20世紀中の米国中小企業による主要な発明である。米国は、エジソンから現在のマイクロソフト社まで、ベンチャー企業が活躍しており、その伝統は消えていないようだ。とくに原理的な発明は、企業の専門技術者よりも個人の貧弱な機器から生まれたものが多いのである。ここに米国が、個人発明家の特許料金を半額にすることにこだわる原点がある。
専門家は、固定観念に囚われるが、素人発明家は何物にも囚われない。ゼロックスの発明家も、全く印刷技術には素人であったが為に全く違った原理を考えついたといえる。
素人発明家は、自由に夢を見ることができるのです。ですから皆さん!あなたが素人であるほど、大発明はあなたのもの!素人発明家、万歳!
20世紀におけるアメリカの小企業における主要な発明(出所:米国中小企業協会)