いま、炭を利用した商品が次々と開発され、よく売れている。炭には、遠赤外線効果のほかに、灰分中のマグネシウム、マンガン、カルシウム、鉄など、健康に欠かせない栄養素が含まれている。
日本人は、古くから炭を活用して、ミネラル水をつくり、飯を炊き、入浴剤としてきた。それがここにきて炭を利用したミネラル水が大ブームになっている。なぜだろうか。
これについて、東京女子医科大学病院のある医師は、「成人病は増え続ける一方。それは、ストレスの増大や加工食品の摂取などによって、現代人の体から、ミネラルが失われているからである。人間の体は7割が水。したがって健康にとって一番大事なのは水とミネラルと私は考えている」という。
竹炭は、木炭より高温で焼くもので、細かな孔がたくさんある。この孔が水分中の不純物を吸着するといわれている。ミネラルは、新陳代謝を高め血液をアルカリ性に保ち、高ぶった精神を鎮めリラックスさせる効果があるという。
炭の用途開発はまだまだあるはず。この機会にいろいろ考えてみよう。