日本の景気は、今年もよくならなかった。デパートの売り上げは伸びず、個人消費は冷えきったまま。景気回復のバロメーターである株価も低迷し続けている。
現場の工員や技能工は真っ先にリストラにあい、提案活動やQCサークル活動が一気に冷え込んだ。自分がいつクビ切りの対象になるか分からない、不安な状態におかれている。そんな日々の生活には、いい物や新製品を生み出そう、という気力が湧いてこないのではないか。
「物づくりは尊い」とした発想がおきてこない限り、日本の景気はよくならない。腰をすえて、物づくりに挑戦する発明家や特許に強い人々を今まで以上に育てていかないと、日本の先行きは暗い。
会員の皆さん、発明奨励運動をさらに広げようではありませんか。