関場さん(東京都)は、ある日「お金をかけないで、楽しみながらアイデアをモノにできないだろか」と考え、「ゲーム」に目をつけ考案したのが、この「ハムレットゲーム」。

このゲームは、囲碁とオセロを組み合わせたような対戦ゲームである。駒は盤の交点に自由に置くことができ、同一線上で相手の駒を挟めば、相手の駒を裏返して自分の駒にすることができる。反転しないことも自由であり、そこからネーミングも「ハムレット」となった。

最終的に駒の多いほうが勝ちとなるが、円が存在することで最後まで勝負の行方がわからない面白さがある。近所の幼児教室や学習塾、公民館で好評なこともあって、関場さんの売り込みに拍車がかかる。

実は、この駒はオセロのものより小さく、デパートで見つけたもの。この駒をつくっている会社に売り込んでみたところ、関場さんのゲームを採用してくれることになった。ロイヤリティー2%で契約し、11月頃に発売予定である。

そして、驚いたことに関場さんはゲームだけでなく、自分自身も社員として採用されたのである。現在、このゲームを世に広めようと活躍し、近いうちに別のゲームも発表したいとのことである。

皆さんも、ぜひ関場さんのように発明も人生も楽しんでもらいたい。