最近、「流氷の天使・クリオネ」という名称が有名になっているのをご存じだろうか?
これは、北海道名物の流氷の下に生息している巻貝類の生物である。

全長は2〜3cmと小さく、天使の羽のようにはばたいて泳ぐ姿が優雅。網走にあるオホーツク水族館がその飼育法を見つけ、人工育成に成功した。

その水族館と仕事上、つきあいのあった当会会員・発明事業化アドバイザーの藤部久美子さん(苫小牧市)は、オホーツク水族館に無用なトラブルをさけるための権利関係についてアドバイスをした。

水族館は、そのアドバイスで商標を出願し、「流氷の天使・クリオネ」等、数種の登録商標を取得。その後、登録商標の使用許諾の交渉や契約のコンサルタントを、藤部さんに委託した。

藤部さんは、現在、数社との契約交渉を成功させ、まわりの企業からもコンサルタント契約のオファーが多数入るなど大活躍である。皆さんも、藤部さんのように地域振興のために活躍してもらいたい。