津久田喜代枝さんは、1987年に治療院を開業し、人の治療をしながら自分の腰痛も治せないものかと考え、腰痛防止サポーターを考案した。
この作品は“なるほど展”にて「なるほど賞」を受賞。これを機に自身で商品化し、(社)発明学会会長賞も受賞した。その後、この商品を気に入った埼玉県の企業と交渉をし、通常実施権・ロイヤリティー3%の契約を結んだ。
商品は、2本のゴムベルトの両端を縫合せ、使用時に太いゴムで骨盤を巻いて固定できるようにしたもの。通気性に優れ、着脱が簡単、遠赤外線効果、セラミックス特性など様々な特徴を持ち、患部を保護するだけでなく、治してしまうスグレモノである。
「これからも皆さんが楽になるような器具や治療法をあみだしていきたいですね」という津久田さん。次にどんな発明が商品化になるか楽しみにしたい。