これまで、売り込みのための土台(問題提起)を築き、新商品のコンセプトを提案しました。いよいよアイデアの具体的説明に入っていきます。今回はこのアイデアの構造と使い方を説明します。
ポイントに絞り込んだ図面説明
構造の説明は、アイデアのポイントとなり、もっとも重要な箇所に絞り込んだ説明図面とする。企画書は、新製品開発担当者に全体のイメージを知らしめるためのものです。
今回は、図1のように、アイデアのポイントとなり、もっとも重要な箇所を拡大図的に書き上げて、構造の説明としました。このように絞り込むことで、ポイントがまわりの説明でぼやけてしまう危険性を排除することもできます。
使い方を目でわからせる
使い方で大切になるのは、もちろん「わかりやすい書き方」ということです。使い方といえば商品説明書のように文字を並ばせる人が多いですが、実際の企画書は、あくまでも商品の良さが伝わるパンフレット的説明の書き方(写真や図面を利用)が効果的です。
つまり、あくまでも目を通してのイメージが、実生活での便利さを想像させ、購買意欲(企画書における開発の必要性)を生み出す重要なファクターとなるのです。
ここまでは、アイデアの主流となる一事例を端的に書き上げました。そのため、いろんなところで権利やユーザーマーケットの隙間も生まれています。次回はこれを穴埋めし、さらなる広がりを知らしめる書面を作成してみます。