発明将軍ダウンタウンに出演しよう!
発明学会と全国の日曜発明学校が全面的に協力している日本テレビの「発明将軍ダウンタウン」は、発明の教本で発明啓蒙・普及に多大な貢献をしている。毎週金曜日、家族が一つのテーマで語り合うのも知的レジャーである。そして、あなたもテレビに出演して、商品化のチャンスをつかもう。発明学会では、会員に特典として「テレビに出よう発明将軍」を先着300名に無料贈呈!さらに、発明将軍の専用応募用紙も贈呈する。さあ、発明将軍出演のために行動をおこそう!
「水切りブレード付き洗車ブラシ」契約金50万円、ロイヤリティー1,5%で商品化
発明に取り組むときに、一つのテーマやコンセプトで取り組むほうが成功の近道になることが多い。石川さん(埼玉県)は、某玩具メーカーの商品デザインをしている当会会員。石川さんは、柄というデッドスペースの有効活用をコンセプトに、ティースプーン、金槌を新考案したが、不採用に終わった。そのため、洗車ブラシの柄の中に、ガラスの水切りブレードを取り外し式に収納するというものを考案。様々な雑誌や電話帳で売り込み先を探したり、奥さんがカーグッズ店の商品から取扱企業を調査したりして売り込みし、ついに契約に成功。契約金50万円、ロイヤリティー1,5%で商品化が決定しました。
発明が売れないと嘆く人への教訓「透明組み合わせパズル」
アイデアを考えるが、数十社に売り込んでも採用されない、とはよく聞く話。しかし、そこで諦める諦めないが発明の成功を左右することが多々ある。柳沢さん(神奈川県)は、写植などの印刷所を経営する当会会員。バブルが弾け収入がほとんど無い状態で、趣味のパズルのアイデア商品を商品化してもらうことを考えたが、玩具メーカー数社に売り込んでも採用されない。そこで、発想を変え、アイデアをパズル雑誌にもち込み、その遊び方を数ヵ月にわたり掲載してもらい、認知度が高まった所で売り込みを開始するという。アイデアを考えるだけではなく、売り込む方法にも発想力が必要ということです。
飽食の時代にヒットする「こんにゃく食品」に見る発想
こんにゃくは、食物繊維と水分だけというカロリーゼロの食品として、飽食の現代にヘルシー食品として根強い人気がある。鶴田さん(群馬県--鶴田食品工業(株)社長)は、こんにゃくを手軽に食べさせる方法として、手で食べられる甘いゼリーを考案した。それが、大ヒット食品コンニャクゼリーとなる。
また、こんにゃくの臭いと味付け加工の難題を解決する製法を考案したのが、当会会員の松崎さん(静岡県)。この製法に目を付けたのが、埼玉県のこんにゃく産地である秩父市小鹿野町農協。ゼリーはもちろん、ようかん、くずモチ、ハム、ソーセージ等の味覚その物の低カロリー食品をつくり、人気商品となっています。
発明・アイデアから生まれるもう一つの財産
吉藤さん(福岡市)は、就職して一年経ち、発明や特許の重要性をいやというほど知り、今や発明・アイデアが身近に感じられるようになったという。ある日、彼女とデートした時、彼女がストローについた口紅をぬぐっているのを見て、ストローを赤くするアイデアがひらめいた。他人の何気ない仕草に、ハっとしたり、まてよ・・・と気づきの精神を学びとることができたことが最大の財産。思考することを学んだ吉藤さんは、誰にも負けない財産を築いていくのである。
企画書活用売り込みのすすめ(4)
今回から一つの事例にそった企画書の書き方を順を追って作成してみよう!
■自分のアイデアを分析しよう
自分のアイデアの特徴を捉える!:
企画書の一例として、誤引火やガス漏れを防ぐロック機構をもつ使い捨てライターを挙げる。特徴は、手元にある小レバーを動かしてロックをかけようというもの。
売り込みのポイントを絞り込もう!:
従来の100円ライターより素晴しい商品に思えるが、製造コストが高くなる欠点もある。つまり、商品を考案するには、プライスライン(購買意欲価格)も重要である。
企画書を打ちだし、採用に持ち込むためには、皆さんならどのような売り込みのポイントをあげるのでしょうか。次回までに皆さんのポイントをあげてみましょう。