どうして発明学という学問が発明されないのだろうか?
特許制度が導入されたのが、明治18年4月18日。110年以上の歴史をもつ。無資源日本が豊かになるためには、今まで以上に発明普及活動を行わなければならない。そうしたなかで、学校教育のなかに学問として「発明学」をとり入れられないか。これから日本が栄えていくための『発明学』なるものを構築してもらいたい。「発明学」は、ハードからソフトに移行する21世紀の礎になっていくのではないか。
妻のアドバイスが成功の秘密「枕干し布団はさみ」
契約金30万円、実施料1,5%(権利取得後3%)で商品化
発明家は、身近に評価してくれるサポーターがいれば良い発明品ができ易い。杉上さん(神奈川県)は、通勤途中に目にした布団干しの光景から、枕の干し方を考案。奥さんのアドバイスをもとに干し方を試行錯誤し、みごと商品化に成功しました。
空き缶つぶし器のパンフレット作成から日米の発想のちがいを探る
長嶋さん(栃木県)は、各方面で人気の空き缶つぶし器の発明家。パンフレットを作成する際に缶の写真掲載を企業に問い合わせたところ、日本はNo、外資系はYes。アメリカ企業は消費者の発想から、日本企業は製造者の立場から発想する違いがあるようです。
他人が喜ぶのを生みだす、それも発明の楽しさ 自然石を利用した足踏み健康具
堀本さん(山口県)の考案した健康足踏み器は、日本三大奇橋の一つ“錦帯橋”の架かる錦川の自然石を利用。ツボなども十分に計算され、従来の健康器具と異なり、気持ちの良さが格別。人の喜ぶことが発明の楽しみである、と考える発明家の一人であろう。
発明ライフ大賞 体験記 入賞作品
「真の地方の時代」を発明工夫面から推進することを期して18年
元福井県立短期大学助教授の山下さん(福井県)は、県下の日曜発明学校や福井県発明くふう研究会の活動に尽力され、指導のかたわら発明家としても活躍。「地域活性化に発明くふう面から寄与し、また街の発明家のサポーターともなりたい」との18年前の誓いの結実をめざし、講演や雑誌寄稿などを精力的に行っている。